こんな方におすすめ
- ミニチュアダックスを始めて迎える方
- 子犬のトイレトレーニングがうまくいかない方
ミニチュアダックスフンドの子犬を新たに家族に迎えた方、おめでとうございます!これから末永くかわいがってあげてくださいね!
私の家にも11ヵ月のミニチュアダックス君がいます。昨年他界してしまった先代を含めるとミニチュアダックス歴15年になります。
子犬って見ているだけで癒されるし、行動ひとつひとつがもう、、、たまらなく可愛いですよね。(こちらは我が家のダックス君です。)
でも犬を飼うということは可愛いがるだけじゃダメで、人間の子育てと同様、きっちりしつけをしてあげる必要があります。正しくしつけをすることで、将来、飼い主さんが確実に楽になるし、安心して散歩に連れていけたり、思いっきりお友達と遊ばせてあげることができるようになるわけです。
そんな大切なしつけの中でまず最初にやってもらいたいものがトイレのトレーニングです。
もしかするとトレーニングがうまくいかなくてこのサイトにたどり着いた方も多いかもしれません。
なかなかうまくいきませんよね(笑
わかります。飼って1,2か月は1日中おしっこやうんちを拭きまわっていると思います。本当におつかれさまです!
このおしっこ掃除、一生続くのかな。。
安心してください。正しくトレーニングを行えば確実に改善していきます。
子犬のトイレトレーニングはおおよそ全犬種で同じですが、種類によってコツがあると思います。私はミニチュアダックスしか飼ったことがないので、今回はあえてミニチュアダックスのトイレトレーニングということで紹介させて頂きます。
用意するもの
トイレトレーニングは子犬を迎えたその日から始まります。なので出来ればお迎えをする前日までに必要なものを揃えておきましょう。
必要なモノ
- ケージ
- トイレシート
- トイレ用クレート
- クリーナー
この4つは必須です。
まずケージ。部屋のなかで常に放し飼いにする方も、寝るときはケージに入れるという方もケージは絶対に用意しましょう。
理由は子犬にトイレの場所を覚えさせるためです。人間にとってはなんてことない家の中の間取りでも、子犬にとっては巨大ダンジョンです。ケージがあればそこがトイレであることを認識しやすくなります。ケージはドアがあるものを用意してください。理由は後ほど説明します。
こんなやつです。うちは最初ドア無しのものを買ってしまったので、DIYでドアを自作しました(笑
ちなみにこの可変ケージおススメです。部屋の間取りに合わせて好きな形に組み立てられるし、気分転換にたまに変えてあげることもできます。
ドア付きで可変だとこの辺がいいですね。
次にトイレシート。これは説明不要ですね。おしっこを吸収してくれるシートです。犬は肉球の感触でトイレを認識しているという説もありますのでトイレシートの感触を早いうちに覚えさせる意味でも必須アイテムとなります。
子犬のうちは結構なハイペースでなくなるので、安いやつで全然いいです。うちはAmazonのやつを使っていますが(上の写真)、日本のAmazonだと商品が違うのですね。
そしてトイレ用クレート。あえてミニチュアダックス向けのトイレトレーニングにした理由はこれです。ダックスフンドの最大の特徴はその長い胴です。前足はクレートに載っているのに下半身がクレートの外に出てしまって、おしっこを外してしまうことが多々あります。
本当に子犬の時は気にならないかもしれませんが、成犬になるにつれてはみ出る割合が大きくなります。なのでミニチュアという冠がついていますが、大きめのクレートを用意してください。それと長方形ではなく、正方形のものがおすすめです。理由はどの角度から入ってもはみ出しずらいからです。
最初はこの長方形のクレートを使っていて、はみ出すことが多かったのですが、正方形のものにしたら格段に成功率が上がりました。右のです。
日本のアマゾンをみたら、正方形ってあんまりないのですね。おそらくトイレシートが長方形のものが多いのかなと思います。それならば大きめの長方形のものがよいと思います。
これなんていいと思います。これのワイドの方です。
最後にクリーナー。どんなにトレーニングをしても1,2か月は思ったように排泄をしてくれません。そして子犬のうちはトイレの回数が多いので1日に4,5回お粗相してしまうことになります。そんな時クリーナーが絶対に必要です。カーペットの方は専用のものも用意しておいた方がいいです。
うちで使っているのはこれです。ちょっと芳香剤が強めです。いろいろ試しましたがこれをリピート買いしています。
日本だと同じ商品はありませんでしたが、こういうので大丈夫です。というか、絶対日本製の方がものの方が質がいいです。。
トイレシートの上で排泄させる
犬は人間ほど言葉を理解してくれません。「トイレはここにしてね」と言ってもわかりません。
じゃあどうやって教えるかというと、彼らの生活リズムに合わせてあげるのです。
具体的に言うとトイレをするタイミングを見計らって、トイレシートの上に誘導するのです。
いいえ。寝起きと食事後、これ鉄板です。特に子犬の時は99%このタイミングでトイレをします。なので、寝起きはまずトイレのほうに誘導します(トイレクレートはケージの中に入れておきます)。誘導にはトリート(おやつ)やおもちゃを使うと楽です。
ポイントは自分の足で行かせること。自分の足でドアから入ってもらいます(ドア付きのケージがいいと言ったのはこのためです)。飼い主さんに抱えられて連れていかれると、トイレの場所を認識できなくなってしまいます。
できればするまで待ちましょう。最初はこんくらべです。ちゃんとトイレシートの上にしたら思いっきり褒めてあげましょう。コツは過剰なくらいワシャワシャやってあげることです。
これを繰り返すことで、褒められたいからそこにする という意識が芽生えます。そうなったらもう勝ちです。
外してしまったら
怒らずに淡々と片付けましょう。犬は人間よりも言葉を理解することができないので、怒っていることはわかりますが、何に対しておこっているかを理解するのは苦手です。トイレをすること自体が悪いことと思ってしまうケースもあり、そうなると便を我慢をするようになり、結果病気になってしまうこともあります。
また食糞癖がついてしまうといろいろと大変です。。。詳しくは過去記事でどうぞ。
-
犬がうんちを食べる12の理由
続きを見る
できれば犬が見ていないところでさっと片付けるのがベストです。見られてしまうと興味を持たれて、遊んでると思われてしまうことがあります。そうなると、かまってほしくてわざと外すようになってしまいます。
成功したら褒める、外したら怒らずにさっとかたずける。これが一番です。
片足あげおしっこを防止する
オスの犬は後ろの片足をあげておしっこをしますよね。これって生態的に必要があるわけではなく、習慣によるものなのです。多くの場合は他の犬を真似することで覚えてしまいます。
ちなみにメスの犬でも足上げおしっこをする子がいます。
家の中でトイレを覚えさせる際、トイレクレートからはみ出してしまうことが多くなるためです。なので犬がというより、飼い主が大変だからです(笑。
具体的に防止する方法はないのですが、これも褒める作戦の延長で対応できます。とにかくしゃがみおしっこをしたときに褒める。
先代はできなかったのですが、現役のダックス君は今のところ成功しています。
先代の時も複数で飼っていたわけではないのですが、どこかで覚えてきちゃったのでしょうね(笑
どのように褒めるのが効果的か
高い声で褒めるとよいと言われています。犬は高い声=楽しい。褒められてると感じることが多く、逆に低い声=怒られている と認識することが多いようです。
また、特定の行為を褒める場合、同じ言葉を使ってあげると理解させやすいと言われています。
例えばおしっこは「しーしー」、うんちは「ぶーぶー」とかです。なるべく日常会話に出ずらい言葉を選ぶのが良いです。(じゃないと混乱してしまうので)
褒めるときは「しーしーしたの?おりこうだねー!!」と高い声で大げさに、そしてワシャワシャやってあげます。
これが体に染みつくと、出かける前におしっこをさせたいのになかなかしない といった時、「しーしーは?」というと反射的におしっこをしてくれるようになります。これはまだうちのダックス君はできません。急いでいるのに5分以上こんくらべをすることもあります(笑
トイレシートを変える頻度
節約のためにできるだけ1枚のトイレシートにたくさんしてもらいたい気持ちはわかります。
しかし、犬は意外と(といったら失礼ですが)きれい好きで、同じところにしたがりません。なので多くてもシート面積の半分くらいしたら取り替えてあげましょう。それをしないと外し始めます。
取り替えた瞬間おしっこをされると、変えたばっかなのに―!! となりますが、ぐっとがまん。自分の匂いをつけたいから仕方がないのです。
まとめ
いかがでしたか?
しつこいようですが、犬のしつけはこんくらべです。できるまで何十回でもなん百回でもやってください。あきらめたらそこで試合終了です。
そしてできるようになってもたまには褒めてあげてください(これが大事!)。昔できていたことも、時間が経つとけっこう忘れてしまうらしいです(笑
犬の気持ちをもっと知るには飼い主さんも日々お勉強あるのみ!
これから子犬をお迎えする飼い主さんも、トイレトレーニングに困っている飼い主さんも頑張ってください!同じ苦労をした者として全力で応援しています!!